革共同関西地方委員会による全学連への女性差別襲撃を弾劾する

革共同関西地方委員会による全学連への女性差別襲撃を弾劾する

全日本学生自治会総連合

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9月24日、京都地検は不当逮捕されていた全学連の2学生を起訴した。昨年12月13日に京都大学で開催された「全国学生反戦集会」において、京都大学職員が集会を妨害しようと襲い掛かったことに対して、身を挺して抗議したことが「公務執行妨害」だというのだ。中国侵略戦争に突き進む日帝・国家権力が反戦勢力を一掃するために仕掛けた政治弾圧であり、断じて許すことはできない!

全学連は、起訴の報を聞いた直後、これを弾劾してAさんを激励する行動に京大生を先頭に決起した。この闘いの現場において、革共同関西地方委員会による学生への集団的襲撃が発生した。関西地方委員会のメンバーは集まった学生に襲いかかり、引き倒す、殴る、噛みつくなどの暴行を加えた。<国家権力の別動隊>として反戦運動を闘う学生を襲撃するまでに腐敗・転向・屈服した関西地方委員会を徹底弾劾する。

9月24日朝、京都府警・伏見留置センター前で何が起きたのか。

全学連は2学生の起訴の報を受け、権力への弾劾と獄中同志への激励のため、Aさんが勾留されている留置センターの前に結集した。そこには関西地方委員会のメンバー約20人が待ち伏せしていた。我々が「2学生への起訴を許さないぞ」と留置センターに向かってシュプレヒコールを始めると、彼らは学生を勾留・起訴している国家権力に抗議するのではなく、留置センターに背を向けて、集まった学生に対して「石田反革命を粉砕するぞ」などと「弾劾」を始めたのだ!

東大阪地区委員会の男性常任Zがマイクを持つ学生に接近し、それを制止した学生に掴みかかったことを発端に、関西地方委員会のメンバーは次々と学生に襲い掛かった。揉みあいになりながらもAさんへの激励行動を続ける私たちに対し、大阪市委員会の男性常任Yら複数人がメガホンを持つ学生を取り囲み、ケーブルを引きちぎってマイクを強奪した。彼らは闘争を破壊するために、真っ先にマイクとメガホンを持つ学生に襲い掛かったのである。

さらにYは、学生の腕に噛み付くなどしながら、終始この反革命的襲撃を主導する役割を果たした。兵庫県委員会の男性常任Xは、頭突きやタックルで学生をフェンスにうちつけ、多人数で取り囲んで体当たりを繰り返した。他にも学生を地面になぎ倒す、平手打ちする、携帯電話を奪い破壊するなど、学生に対する数々の暴行が関西地方委員会メンバーにより行われた。その襲撃の激しさは体当たりを受けた女子学生が「殺しに来るレベルだった」と語るほどであった。

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この暴力襲撃は、全学連・矢嶋委員長による女性差別告発・糾弾への敵対であり、矢嶋委員長と共に闘う学生へと向けられた女性差別襲撃である。我々はこの点を絶対にあいまいにしない。

ある学生が「矢嶋さんの声を聞け!」と訴えたことに対して関西地方委員会のメンバーは「矢嶋の声なんて誰が聞くか」と吐き捨てた。ここに彼らの襲撃の政治的本質がはっきりと示されている! 女性差別の告発を受け止めることを拒否し、むしろ暴力的襲撃をもって圧殺する。帝国主義と何ら変わらない女性への攻撃を行ったのが関西地方委員会であり、革共同政治局とその追随者どもだ。

このわずか2日前に開かれた2学生の勾留理由開示公判では、大阪市委員会の男性常任Wが全学連の学生に「顔が反革命」などと罵倒を浴びせ、別の学生から「ルッキズムだ」という批判が行われたばかりだった。関西地方委員会のメンバー、とりわけ男性党員には、差別への怒りや女性の苦闘への関心が毛頭ない。だからこそ平然と容姿を罵倒し、女性差別の告発を「誰が聞くか」と切り捨てることができるのだ。

このような女性差別にもとづいた襲撃は、プロレタリア革命・武装蜂起のための革命的暴力とは全く異質で反動的なものだ。女性の怒りを抑え込む暴力的襲撃を、全学連は未来永劫絶対に許さない。

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さらに、関西地方委員会のメンバーが誰一人として反戦闘争弾圧への怒りを表明せず、それどころか警察権力と一体化したことを弾劾する。

伏見留置センター前の「乱闘状態」に警察権力が介入すると、関西地方委員会は警察をも「援軍」として学生への攻撃を継続した。Yは警察官に対して「学生が暴れているから落ち着かせます」と真っ先に投降の意志を示した。豊能地区委員会の男性常任Vは「通りすがりの一般人」を装って警察官に「トラブルへの苦情」を申し立てて学生への弾圧を懇願した。これが国家権力と非和解で闘う革共同の姿なのか!

「友人であるAさんを激励しに来た」という京大生に対し、Yは「反革命を激励しに来たのか」、「お前は右翼が逮捕されても激励するのか」と放言した。関西地方委員会は獄中で完全黙秘・非転向の闘いを継続する学生も一括に「反革命」と規定したのだ。彼らが学生Bさんの勾留先である下京署には誰ひとりとして姿を見せず、伏見留置センターにのみ結集したのは、その当初から激励・奪還ではなく学生への襲撃を目的としていたからだ。

9月29日付の革共同機関紙『前進』には「2学生の不当起訴弾劾」なる記事が掲載された。「石田一派をどこまでも追い詰め、必ず打倒する」と叫ぶばかりで裁判闘争や保釈奪還の方針が一切ないところに、彼らが獄中同志と共に闘う意志をもはや持っていないことがはっきりと示されている。

なお、前述の勾留理由開示公判においても、関西地方委員会は裁判所内に公安警察が入ることには一度たりとも抗議することなく、学生に対して「反革命が法廷に入れると思うなよ」と恫喝するのみであった。

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関西地方委員会は「中央学生組織委員かマル学同・中核派の同盟員か」「党員か非党員大衆か」にかかわらず「学生」と目される者を見境なく、誰彼構わず襲撃した。

この日の激励行動には反戦運動弾圧に怒りを抱く学生が(中核派の同盟員でない者も含め)多数決起した。彼らは9.11革共同政治局声明と矢嶋委員長の「35全総を前後する革共同政治局・全国委員による女性差別襲撃への弾劾声明」の立場の異なる2つの声明を読んだうえで、自らの意思で全学連と行動を共にした。関西地方委員会のメンバーはこのような学生に対しても容赦なく襲い掛かった。初対面の学生に対して「どうせ下っ端だろ」「こっちは20年以上も人生の半分かけてやってるんだよ。どうせペーペーが」などと罵声を浴びせて殴りかかり、中核派学生に対するものと「同等」の暴力的襲撃を行ったのだ。こんな連中に「青年・学生・女性の党建設」を語る資格はみじんもない!

以上、全学連に反革命的襲撃を仕掛けた関西地方委員会は、弾圧への怒りを蒸発させ、警察と結託することも躊躇せず、青年・学生・女性の決起を抑圧する存在へと転落しつつある。我々はこのような反革命的襲撃を革命的暴力でもって迎え撃ち、粉砕して闘いを拡大することを宣言する。

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京都地検による2学生への起訴攻撃を必ず粉砕し、即時奪還を勝ちとろう。中国侵略戦争に突き進む日帝・国家権力は、今年に入って全学連と共に闘う学生のべ15人を不当逮捕している。こうした戦時下の激しい弾圧に加え、帝国主義による差別・排外主義の攻撃が強力に吹き荒れ、あらゆる「左派勢力」がこの攻撃のもとに屈服・転向を深めている。

ここにおいて革共同政治局は、膨大な女性の怒りを帝国主義打倒の革命運動に組織するという絶対不可欠の階級的任務から身をそらした。政治局・革共同総体の女性解放闘争への取り組みを問う矢嶋委員長の告発・糾弾を「反革命的『蜂起』」、「石田による私党化と党破壊」と罵倒し、今なお女性差別襲撃を続ける政治局とその追従者を打倒しよう。全学連は<連帯し、侵略を内乱へ>を貫いて、差別・排外主義と闘う新たな革命党の建設を自らの手で勝ち取る決意だ。

戦争と差別の現実に心の底から怒るすべての労働者人民・学生の皆さん。そして心ある革共同党員・支持者・共闘団体の皆さん。反革命へと転落・腐敗しつつある革共同政治局、関西地方委員会指導部と決別し、私たち全学連の隊列に合流し、共に新たな革命運動をつくりだそう!その第一歩として、パレスチナ人民の不屈の民族解放・革命戦争へのゆるぎない連帯にかけ、日米帝国主義を打倒する「10・7パレスチナ蜂起2年新宿反戦デモ」に集まろう!弾圧を粉砕し、裁判闘争に勝利して、獄中の2学生を奪還し、荒々しい反戦運動の爆発を勝ちとろう!裁判闘争・保釈奪還のための絶大なカンパを!

以上

行動方針

10・7パレスチナ蜂起2年新宿反戦デモ
日時:10月7日(火)午後6時~ アピール開始
場所:新宿駅東口 駅前広場
主催:全日本学生自治会総連合

救援カンパにご協力をお願いします!

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三井住友銀行 京都支店
普通 8038861
イケノハタサエ